今回の記事ではヘアスタイリング力を向上するための方法や考え方を書いていきます。
美容室でお客さんが喜んでもらえるのも、撮影での仕上がりの良し悪しも、ヘアスタイルのクオリティが全てと言っても過言ではありません。
ヘアスタイリングはヘアスタイルを作ることであり、これを行うことでヘアスタイルの完成となります。
カットやパーマ、カラー、アイロン等は全て過程です。
Hair Styling
技➕技➕技➕技➕技➕技 … = 仕上がり(ヘアスタイル)
になります。
使う技の数はスタイルによって変動しますが、スタイルはこの様にいくつかの技が積み重なって構成されています。
技とは
カットはもちろんのこと、
ブロー
アイロン
編み(ロープ編み、三つ編みから8つ編みなどの籠あみやフィッシュボーン等、)
ヘアスタイリング剤の選定
ウィッグやエクステンションの使い方
ヘアアレンジ
撮影中の髪の動かし方 などなど
これらの他にはたくさんの技がありますが、
それらの組み合わせによって、ヘアスタイルは無限に作れます。
できる技の数を増やして、それらを込み合わせ、Hairstyleを生み出していくこと
すなわち、HairをStylingすること です。
もっと大切なのが、そのHairstyleのクオリティを高めていく事の方が大切です。
繰り返し反復練習をする事によって技の質が高まり、仕上がりに結びつきます。
私たちに求められていることは、日々様々な技を練習すること
= ヘアスタイリング力を高めること
です。
Fable Magazineでは、皆様と共にヘアスタイリング力の向上を目的とした動画を始めました。
ベーシックな技術から真摯に向き合っていきます。
ベーシックな技術なくして、アヴァンギャルドは生まれません。
まだまだ始まったばかりですが、一つ一つの技を丁寧に解説していきます。
毎週火曜日更新していくのでよろしくお願いします。
ヘアセットのススメ
また、Fable Magazineではスタイリング力向上の手段として、ヘアセットの練習を強くお勧めしています。
それはヘアセットには決まった『型』があって、その『型』は技の集合体であるからです。
これを学ぶと自ずと技術が磨かれていきます。
私たちFable Magazineスタッフはヘアセットの練習を取り入れて、はっきりとヘアスタイリングが上手くなったと自負しています。
ヘアセットの動画は月に1度新しい『型』を紹介していきます。
皆さんも是非、日々の練習のルーティーンにヘアセットを取り入れてみてください。
SNS等で、サロンワークや作品撮りの仕事をすぐに誰かに見てもらうことが可能です。
写真や動画で見てもらうことが増えていく中で、ヘアスタイリング力の向上が必要不可欠になってきました。
個人的な感想なのですが、体感的に今は質よりも量というように感じています。
SNSが美容業界に定着してまだまもないのですが、こちらサイドもお客様サイドも数字の方を気にする
ように見受けられます。
もちろん数字も大切なのでしょうが、今一度各々技の見直しとさらに磨きをかけてみてはいかがでしょうか?
数字の伸ばし方よりも、様々な技の練習を積み重ねていくことが大切です。
私達もあたらしく始めたこれらの動画が必ず皆さんの役に立つように日々精進して参ります。

最後に思い出の作品撮りの写真と合わせて、今一度、
ベーシックな技術なくして、アヴァンギャルドは生まれません。
4月末日現在、先行き不安なこの状況下でいつ作品撮りを再開できるか分かりません。
自分に向き合う時間が増えました。
次の作品撮りのアイデアを考えてみたり、ウィッグで練習する時間を増やしています。
またいつか作品撮りができるようになったら、みなさまからの作品をsubmitさせてください。
どうかみなさまご自愛下さい。
2020年4月
Fable Magazine一同