メンズの撮影現場では、レディースの現場よりもリファレンスが大切になる事が多いです。
それはメンズの方が伝統と文化を撮影に取り入れる事が多いからです。
過去のメンズアイコンのヘアメイクをそのままリスペクトしてオマージュする事が多いため、そのヘアーを知り、再現できることが大切です。
Elvis Presley(エルヴィス プレスリー)

King of Rock ’n’ Roll
ミュージシャン 映画俳優
世界史上もっとも売れたアーティストの 一人です。

髪は黒く染めていました。
エルヴィスのこのスタイルはポンパドール(アメリカではポンプと呼ばれていた)に ダックテイルを組み合わせたスタイルです。

Duck tailは 写真のようにサイドから撫でつけられた髪が後頭部でIの時なるようにセットされることを指しています。日本ではリーゼントと呼ばれました。
このDuck tail(ダックテイル)という髪型は日本はもちろん世界中で流行しました。

Duck tailはロンドンではTeddy Boy(テディボーイ)と言われる不良文化の象徴に。
日本では、ロカビリー文化と共にダックテイル部分が廃れ、ポンパの部分が残り、80sに不良のシンボルとしてリバイバルされました。
リーゼントという名称が残り、間違って使われるようになりました。


もみあげもトレードマークです。
The Beatles, Bob Dylan, Queenなどをはじめとする多くのアーティストが影響を受けました。エルヴィスほど後世に影響を与えたミュージシャンはいないのではないでしょうか。