この記事では、世界の名だたるトップメイクアップアーティストを紹介していきます。
今回はこちらの2人です。
Tom Pecheux
Aaron de Mey
Tom Pecheux トム・ペシュー
今回は、メイクアップ界の巨匠、トム・ペシューをご紹介します。

フランス出身のトム・ペシュー。
メイクアップアーティストになる前は、なんとパティシエとして働いていたこともあるのだそう。
メイクアップアーティストとしてのキャリアは、フォトグラファーのピーター・リンドバーグとの撮影から始まったそうです。




20年以上に渡って、シャネルやイヴ・サンローラン、グッチ、ドルチェ&ガッバーナといった数々の有名ブランドのランウェイメイクや広告キャンペーンを手掛け、VOGUEやHARPER'S BAZAARなどのファッション誌で活躍してきました。
ケイト・モス、マドンナ、ビヨンセ、レディー・ガガなど、有名モデルやシンガーのメイクアップも手掛けており、また、数々の著名なフォトグラファーとの作品でその地位を確立してきました。



エスティーローダーや資生堂のクリエイティブディレクターも歴任し、2017年には、イヴ・サンローランのグローバル ビューティー ディレクターに就任。
新製品やキャンペーンビジュアルなどの全てに携わります。
2018年には、グローバルイベントで日本に来日し、ゲストのミュージシャンのYOSHIKI氏にメイクアップを施すパフォーマンスが行われ、大きな話題を呼びました。


立体的でツヤのある美しいメイクアップが印象的なトム・ペシュー。
ブランドの持つラグジュアリーな雰囲気はそのままに、女性の美しさを引き出すよう考えられた数々のコスメに要注目です。
インスタ @tompecheux
Aaron de Mey アーロン・ド・メイ

ニュージーランド出身のメイクアップアーティスト、アーロン・ド・メイ。
メイクスクールではなく美術大学出身で、メイクアップの技術は完全に独学で学んだというアーロン・ド・メイ。
美術大学では絵画やグラフィックデザイン、彫刻、写真を専攻していました。
サーフィンや乗馬をして過ごし、自然の中で豊かな色彩に囲まれて生活していたことが後々活かされたそうです。
卒業後は、フリーランスのメイクアップアーティストとして、ミュージックビデオやファッション雑誌などの仕事をし始めますが、1997年、さらに自身の腕を磨くためニューヨークへ渡ります。
すると、わずか数週間後にi-Dマガジンの表紙でナオミ・キャンベルと仕事をする機会に恵まれ、その後はフリーランスのメイクアップアーティストとしてフランソワ・ナーズに雇われ働くようになります。



同時期に、イギリス出身のファッションフォトグラファー・ クレイグ・マクディーンや、当時のi-Dマガジンのファッションディレクター ・エドワード・エニンフルと協力し、VOGUEやi-Dマガジンなどのファッション誌や、ジル・サンダー、カルバン・クラインといった有名ブランドの広告など、あらゆる場面で活躍するようになります。
その後も、イネス・ヴァン・ラムスウィールド&ヴィノード・マタディン、パオロ・ロヴェルシ、デヴィッド・シムズ、パトリック・デマルシェリエ、マリオ・ソレンティ・・・といった数々の著名なフォトグラファーとともに作品を手掛け、メイクアップアーティストとしての才能を開花させていきます。

2008年には、コスメブランド『ランコム』のアーティスティックディレクターに就任し、現在に至るまで様々な商品開発に携わっています。

今もなお、数々のブランドの広告をはじめ、ショーのバックステージで活躍しています。
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