メンズの撮影現場では、レディースの現場よりもリファレンスが大切になる事が多いです。
それはメンズの方が伝統と文化を撮影に取り入れる事が多いからです。
過去のメンズアイコンのヘアメイクをそのままリスペクトしてオマージュする事が多いため、そのヘアーを知り、再現できることが大切です。
そこで今回は、大切なメンズアイコン達を何人か紹介していきます。
River Phoenix、Jim Morrison、Kurt Cobain、Paul Weller です。
まずは一人目、
River Phoenix (リヴァー フェニックス)

アメリカの俳優
1986年公開スタンド・バイ・ミーで注目された後、23歳の若さでこの世を去るまでの間、世界中の人々を魅了してきました。
セックスシンボルとされた彼の端正なルックスはファッション界においても永遠に残るアイコンです。
無造作にかきあげられた髪と垂れ落ちる前髪が特徴。髪質に合わせてスタイリング剤で束感出していきます。とにかくかっこいいです。
こちらはミディアムレングスのボブ
手を加えてない自然なくせ 毛先の動きがあります。

壮絶な生い立ちからあまりにも早すぎる死、永遠に語り継がれるアイコンになりました。

14歳で主演の一人を務めた、スティーヴン・キング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』(1986年)は映画史にのこる名作です。
続いては、
Jim Morrison(ジム モリソン)

アメリカのミュージシャン、詩人です。
The doorsのボーカリストです。

この裸に皮のパンツというスタイルで、ロックスターを自覚しており、セックスシンボルになりました。
とにかく髪型がかっこいいです。 ウルフカットベースのレイヤースタイルのカーリーヘアー。 この重み、もっさり感がかっこいいです。
スーパーモデルのMica arganaraz(ミカ アルガナラズ)
本人が意識をしているかどうかはわかりませんが、同じ髪型です。
このMikaの髪型も注目を浴びています。

The Doors / The Doors は名盤です! 必聴!!
以上、Jim Morrison でした。
もう一人、
Kurt Cobain(カート・コバーン)

アメリカのミュージシャン、ソングライター。
ロックバンド・ニルヴァーナのボーカリスト兼ギタリストとして知られる。
90年代にグランジファッションを生み出し、カートコバーンのファッションを真似する若者が続出。
グランジとは、「汚れた」、「薄汚い」という意味の形容詞 "grungy" の名詞化です。
グランジファションの代名詞 ダメージジーンズにネルシャツ。

手入れがされてない髪

オーバル型サングラスも特徴の一つ

近年でも、Saint Laurentの2016年春夏コレクションでカート・コバーンを連想させる白フレームのオーバル型のサングラスが話題になりました。
1994年にわずか27歳という若さで亡くなってからも、ファッションアイコンとして受け継がれています。
以上、Kurt Cobainでした。
そして、最後に紹介するのが
Paul Weller(ポール ウェラー)

70年代を代表するイギリスのモッズバンド、The Jam(ザ ジャム)のフロントマン
1982年からはThe Style Council(スタイル カウンシル)のフロントマンとして活躍

髪型が特徴的です。バングスを下ろすか、センターパートにしてトップを立たせるスタイル

無造作に立てたトップ。今見ても全然古く見えないおしゃれさがあります。

スタイルを変えないのもかっこいいです。

2008年に豪華メンバーが参加した『22dreams』を発表して話題になりました。
現在も活動中です。
以上、Paul Weller でした。
上記の他にも、まだまだたくさんの紹介したいメンズアイコン達がいるので、今後少しずつ紹介していきます。
ちなみに、
現在のメンズファッションアイコンであるエズラミラー (Ezra Miller)
奇抜なファッションと演出で常に注目を与えている彼ですが、2018年ディオールのイベントで来日した時のHairをKDOTA、メイクをERIが担当しています。
エズラ氏からnerd(オタク)な感じでと注文があったので、仕上がりはこんな感じです。

Nerdなエズラ カッコいいです。
メンズヘアメイクも奥が深くて面白いですよ。
KADOTA